切り嵌細工シガレットケース集合, 明治~昭和初期頃

切り嵌のシガレットケースがいつの間にか集まったので集合させてみました。

大正モダニズムを感じさせる乗馬(これは洒落た革ケース付きです)、亀甲、ストライプなど面白い垢抜けた物を主に集めてみました。(お土産もの的な風景や舞子姿は購入しないようにしています)

製法については糸鋸で削り出す曲線模様の方が難しいと言う意見もありますが、私が職人さんからのまた聞きでは、簡単に見える直線の図柄の方が難しいそうです。これは何となく判ります。曲線を使うのは複雑で難しそうですが、反面ごまかしが効くでしょう。すっぱりした直線はごまかしが効きません。

私の仕事のペンで描く作業もフリーハンドですと、何とかできることも、スパッとした直線は失敗したら終わり。神経はこちらの方が使います。

金属相手と紙相手ですから、まったく違うかもしれませんが、何となく直線の方が難しいに一票!です。

大きさは、横: 6-8cm, 縦: 8-10cm 程度。亀甲模様の物は煙草が2段入るように厚くできています。

制作年
  • 明治-昭和初期頃
寸法
  • 横: 6-8cm, 縦: 8-10cm 程度