Jug, 1896年

このジャグはたまたま海外オークションで見かけて落札したものですが、何と以前このウェブサイトにハンナ・バーロウとして載せていた物と同じ筆跡の掻き文字があり、現物を見ましたら素地も釉薬も殆ど同じで、両方とも Brannam だという事が判りました。

このジャグには

a little house a little wealth

a little health and freedom

and at the end a little friend

and little cause to need'em

といういささか皮肉な詩(?)が書かれていますが、この詩はどうも drinking song という宴会用の歌の歌詞らしく、1841年に出された Toast-Master(宴会の仕切やさんでしょうか?)の歌詞集の中に似た歌が載っていました。ちなみにそちらは

A little health, a little wealth,

A little house and freedom,

With some few friends for certain ends,

But little cause to need 'em.

です、似ているとお思いになりませんか?

作家
  • Charles Hubert Brannam
制作年
  • 1896年
寸法
  • 直径(胴体の一番太い部分): 13cm, 高さ: 15cm