ベルリンKPMの2人用ティーセットです。ティーポット、クリーマー、シュガーポット、お湯差し、C&S2客にトレイのセットです。
濃い藍色に非常に細かい金彩模様の縁取り、セピア一色で描かれた風景画、金彩模様はごく細い小枝が絡み合い、そこに点のような葉が描かれています。
箱はオリジナルではなく多分19世紀後半頃に造られたものだと思いますが、大事にされていたことが良く判ります。
Berliner Porzellan(Erich Koellmann/Margarete Jarchow 共著)の520頁のNo.422に、風景は違いますが全く同型のセットが掲載されています。
ただクリーマーとカップは1つ欠けています。お湯差しのハンドルと注ぎ口に若干の直しがありますが、これだけのものがフルセットで残っていたことを考えると取るに足らない瑕疵だと思えます。
単色の絵付けが大好きな上にこの造型です。また行きつけのアンティーク店にこの品が届いて10分後に私が行ったという偶然の幸運もあり即決しました。
次世代に残したいものの1つです。