リバティ、キムリックのマグです。7つのトルコ石が嵌っています。
また特徴的なのは、片一方に寄っているダブルハンドルと、槌目が横に流れるように打ってあることです。
ハンドルの付け根の部分といい素晴らしいデザイン性です。
リバティは不思議な会社で、同じ Cymric のシリーズでもあまり手の入っていない物から、素晴らしい逸品までかなり広い幅があります。
このマグなどは、色々なリバティの参考資料にも出てこないものです。この時代特注品も造っていますし、少数しか制作しないものもありました。このマグも Liberty, Cymric だけではくくれない典型的な品のような気がします。
そして、1910年までのリバティ製品とそれ以降は、銀器に関しては少々質の違いを感じます。