ドルトンのマルケトリィ・ウエアという練り込みのシリーズです。日本でも大変難しい技術と言われ、ドルトンでも採算が合わなかったようで、1887ー1900年の13年間しか作られませんでした。
私もこの鉢の他にはポット1つを見ただけですが、そのポットよりかなり素地も薄く、絵もブルーグレイとブラウンにあった茶系の色でジャポニズムの花が描かれています。
素地が薄いため、持ち上げると思いの他軽く吃驚しました。
これは完品で英国から日本に来たのですが、3月11日の震災で細いニュウが1本入ってしまいました。共直しで綺麗に跡形もなく直っていますが、そういう意味でも思い出深い品です。