所謂 "butterfly" shaped handle と言われるものの中国本歌です。この変わったハンドルは、一説にはヨーロッパ銀器の浅いボールのハンドルを有田が真似て、またそれを模したとありますが、残念ながら17世紀〜18世紀初めのヨーロッパ銀器を目にする機会は殆どないので確かめられません。素地はかなりグレーっぽくがっしりした感じの造りで、高台には軽く面取りがなされています。