楽の名工と言われた四代一入、九代了入、十一代慶入のうち慶入の黒楽茶碗です。
表千家十三代家元即中斎宗匠から「不二の繪」と名付けられた小振りの手取りの良い茶碗です。
茶道具は本当に好きな物を1つづつと思い「いずれ黒楽を」とお知り合いに話した所、京都から来た、一入、了入、慶入の3つを見せられました。圧巻は一入でしたが(格が違いました)時代を考えた時(1640ー1696)他の道具とバランスが取れないので小振りで優しいこの茶碗に家に来てもらいました。
茶碗を保護する御物袋、あんこ、柱も通常は紫縮緬で作るのですが、即中斎箱書きと言う事で、即中斎好みの「即中定家紹巴」で作って下さいました。