7.5cmほどの小品ですが、しっかりと造られ深緑と群青を合わせたような縦縞の色合いが作品に深みを与えています。また興味深いのはこの作品の造られた1904年という年です。これは工房の大火の翌年で、多分エドウィンの作品だと思われますが、混乱と失意の中素晴らしい作品を造ったと思います。これも1979年の「マーティン兄弟陶芸展」に出品された作品で、その時のオリジナルの桐箱に入っていますが、箱といい本体といい茶道具で通りそうな作品です。