Meissen, 1730-35年

ドイツのハンブルグ工芸美術館のホフマイスターコレクションにまったく同じ物が所蔵されています。

マークは青エナメルの上絵付け双剣マークで何故この時代に特有の上絵のマークがあったのか、まだ研究中のようですが、集英社刊『マイセン』の著者のジャネット・グリーソンはフランスなどに、柿右衛門本歌として売るために、あとからマークを削れるようにと書き日本有数のディーラー氏はマイセン創初期であとからマークを入れたとおっしゃいます。

ことの真偽はおくとして、この上絵マークのマイセンの一群の素地の美しさ、本歌を本当に忠実に写した絵付けの素晴らしさは感動すら覚えます。手に取って見て頂けないのが残念です。

作家
  • Meissen
制作年
  • 1730-35年